トロントで出産 ~当日-退院編~
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出産から11日が過ぎ、体もだいぶ回復しました。
ぺーも毎日顔つきが変わっています。(時々ガッツ石松顔になるのは変わりませんが・・)
さて、誘発編の続きです。
6月23日(水)
2:00 麻酔を入れて2時間ごとモニタリング。
4:00 カテーテルを入れられる 恥
7:00 子宮口4cm、まだまだ・・。
麻酔を入れた後は何も食べられないから、水さえも駄目かと思っていたら
水分はOKと分かり、ジュース類も飲んでokとのこと!
嬉しくて早速オレンジジュースで喉を潤す。
(St.Michael's は無料でジュースがもらえました)
12:00 ドリンクとゼリーだけの昼食が出される。
曲がるストロー大活躍。
子宮口はまだ5cm・・・・。
ここで帝王切開になる可能性も、と言われ心の準備ができず不安に襲われる。
しかし、他にもっと急をようする手術がいくつかあるようで、私は即手術にならず。
13:50 オタワでM5の地震があったらしく、病院もかなり揺れたらしい
(が私達夫婦は気づいておらず・・)
14:00 地震のおかげ? なんといきなり子宮口が9cmに。
普通分娩でいくことに決定!
16:00 ナース1人+研修生1人がついて、push開始。
このおばちゃんナースは凄くひょうきんで場を和ませてくれ、
研修生も2人いた中で感じのよい子の方で良かった。
(もう1人の研修生の態度は最悪だったので)
麻酔が効いている為、いつ陣痛がきているか分からないので
数値をみて陣痛の波が来ている時にpush。
ナースに「足元に鏡を置く?」と訊かれ、断ったが再度勧められたので
見ないつもりで置いてもらったけど、目に見えるというのは
モチベーションがあがり結果的に良かったかも・・。
私が「黒髪が見える!」と言ったら
ナース「これで金髪の子が出てきたら、えらいことだわね~」と笑かしてくれる。
16:45頃 ドクター登場。
日本と違い、いつも検診してくれるドクターが赤ちゃんを取り上げてくれるわけでは
なく、その日の当直のドクターです。
最後にドクターが吸引器を使って
17:01 ぺー誕生です!!
(ぺー、頭を吸引されたので、ドラゴンボールのフリーザ第3形態のような頭に
なってしまいました。笑 そのうち目立たなくなるそう)
通常出産後4時間したら、この広い分娩室からセミプライベートのリカバリールームへ
移らないといけないのですが、ラッキーな事に火曜日に出産ラッシュだったので
リカバリールームが全て埋まっていて、私達は一晩以上プライベート空間で
過ごせました♪
出産後は、産婦人科の人は全く来なくなり、小児科の担当が来るようになりました。
(なぜか小児科のおばさん達は皆アロハシャツのような柄物シャツを着ていた・・)
私の担当になったベテランおばさん、見た目も言う事もすっごく怖かった~。
私は同じ姿勢をとり続け体を起こすにも背中や腰に激痛が走ったので
夫の手を借りようとしたら、即、
「自分で降りなさい!もう子供じゃないんだからっ!」と怒られ。そうだけどさ~涙
ベテランおばさん指導の下、点滴を入れたままトイレ指導を受ける。
そこで渡されたのは 押すとシャワーのように水が出るボトル。
まさかの手動ウォッシュレット(笑)
あとは、不味いと悪評高い病院食。逆にちょっと楽しみだったりして・・
レベルの低い機内食、と言ったところでしょうか・・。
無料なので、文句は言えません。
母が作ってくれたおにぎり弁当が何より。
6月24日(木)
・いつもお世話になっている担当医が2回お見舞いに来てくれた。
・授乳breast feeding のクラスを受講。
・夕方、ついにセミプライベートルームへ移動。
一部屋に2つのベッド、カーテンで仕切られている。
分娩室の広さとのあまりの違いにびっくり・・。早く帰りたくなる。
6月25日(金)
10:00 退院。
退院して間もなくして、オンタリオ保健所から電話がかかってきた。
「赤ちゃんはピーやプーは1日何回してますか」
「あなたは気が滅入ったりしてませんんか」
といった、ベビや母親に対する質疑応答やアドバイスなのですが、
「高ファイバーのものを食べないといけませんよ、野菜とか、パスタとか」
「あなた、ちゃんと歩いてますか?寝てばかりじゃいけません」
「赤ちゃんはクリブに寝かせてますか?添い寝は絶対いけません」
と、日本人からしてみたら、「はぁ・・・」としかいえないことも多々あり。
本当の悩みをこの人に言っても無駄と思わずにはいられません。
そんな頃、自分の体に異変が!
急に胸が張ってきて、ドッヂボールかサッカーボールかというくらいにパンパンに
なってしまいました。これがまた痛くて痛くて・・。
先輩ママであるkumakoちゃんやhannahちゃんが以前同じようになった時に
駆け込んだという池端ナーサリースクール園長先生によるマッサージをお願いしようと
電話すると、ご都合が悪くその週いっぱいは無理とのこと・・
途方にくれていたその晩、お友達のCさんが、お祝いメールと一緒に
「もし胸の張りで困ってたら」と、
トロントの小児科で働く日本人の看護士、Tさんを紹介してくれました。
彼女に体の不調を訴えていたわけでもなかったから、どんぴしゃのタイミングに
本当にびっくり!!!
もちろんすぐにお願いしたら、翌日のお仕事帰りにすぐ家まで来てくださり
マッサージ&授乳時の指導をしてくださいました。
早いうちに手がうて、授乳にも自信をもつことができ、本当に助かりました。
救世主Cさん、本当にありがとう!!
何よりTさん、お忙しい中ありがとうございました!
また同じ頃、嫁メイツのSさん&Rさんが、J-townなどに買出しに行くから何かあれば、と
声を掛けてくれて、重いお米などを運んでくれました。
それだけでも大助かりなのに、なんと!
パシフィックモールにopenしたばかりのビアードパパのシュークリームの
お土産つき!
mitan_booさんなどブロガーさんの間で話題になっていて、
私はいつ食べられるかしら・・と指をくわえてPCを眺めていたので
こんなに早く夢が叶うなんて、本当に嬉しくて。Sさん&Rさん、ありがとう~!!!
出産後の一週間、体力的にも精神的にもキツかったけど、
夫や母の助け以外に、お友達の存在に、ものすごく救われました。
海外で生活していくには、人との繋がりが一番大切と
改めて感じた今日この頃です。
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